2012年3月 4日 (日)

最近の化粧品って・・・・?

ブログ記事の再開を予定していましたが、都合によりなかなか記事の更新ができませんでした。

前回の記事からかなり間があって続きを書こうかと迷っていましたが、取りあえず思いついたことを少し書いてみようと思います。

今回は最近化粧品の宣伝文句で目にするようになった液晶についてなのですが、これっていったい何?と思う人もいるかもしれません。

液晶TVなんてものもありますからね!

以前の記事でも書いたかもしれないのですが、皮膚の細胞と細胞の間や皮脂に同様のものが存在していて、これが皮膚の水分の蒸発を防ぐことで乾燥を防いだりしているわけです。

これは液晶には油分の中に水分が結合して閉じ込められたような状態になっているため、常にしっとりとした保湿を維持しているから実現できるのだと思います。

セラミドとかもその仲間ですね!

ただ液晶は油分が非常に多いのでそのままお肌に塗ってもベタベタした油を塗ったようになってしまい使用感があまりよくないことが多いのでクリームや乳液中に液晶を入れることで自然な保湿感を与えているのです。

しかし最近ではこの液晶そのもの大量に配合した俗に液晶クリームなどと呼ばれる商品がでてきています。

以前の様な使いにくさもなく、非常に感触がよく長時間保湿するうえに油っぽくないので今までの保湿クリームと比べて少量でも保湿感実感できるようです。

物は試しに作ってみましたが、確かに以前の保湿クリーム液晶クリームではかなりの差があるように感じました。

まだまだ一般的には少数ですが、今後はもっと選択肢の幅が広がっていくのではないかと思っています。

次回も最近気になっていることを少し記事にしてみたいと思います。

また、しばらくぶりの更新になってしまい、記事を読んでいただいていた方には申し訳ありませんでした。

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2010年10月15日 (金)

化粧品の成分・・・固形油

今回は予定通り一般的な固形油について少し書いてみます。

その前に前回までにオイルについて書いたのですが、巷にオイルフリーのクレンジングなのにオイル状のものがあったりしますので、そのあたりを少し追加しておきます。

以前書いた油成分(オイル)には植物性鉱物油動物性がありましたが、実はそれ以外の液状油分のほうが間違いなくたくさんあります。

科学的に作られたエステル類に属するもので、分類的には以前書いたオイルとは別の成分になります。

そこでオイルフリーなのにオイル状な製品がでてくる訳です。

(実際、オイルと同様に配合されるエステル類ですが、一般的なオイルのトリグリセライドとは異なり酸化などの化学変化を起こしにくいので非常に便利です。)

それでは本題の固形油ですが、油脂ロウエステルといった常温で固形の成分になります。

一般的に化粧品に配合される固形油で、特にメイクアップ製品や固めの製品などではロウが結構配合されているみたいです。

以前は木蝋なども使われていましたが、最近では植物性のカルナバロウキャンデリラロウや蜂の巣からのミツロウのほか、ロウではないのですが合成鯨蝋であるパルミチン酸セチルなどが多いですね。後は石油由来のパラフィン系でしょうか。

ロウ以外では植物性の脂肪酸などもありますが、エステル類などの合成したものが一番多いでしょうね。

なんといっても様々な成分を使って合成することで、製品を安定させたり刺激を抑えたりアレルギーの少ないものなど使用目的に合った化粧品の原料を作れますし、天然のものに比べて一定の基準内のものが手に入ります。(植物由来のものでは収穫年度時期だけで効果の強さも変わってしまうこともあるようですし・・・・)

それから化粧品に固形油を配合する目的なのですが、口紅ペンシルなどのように形を維持するために(製品を安定させる。)配合される場合とスキンケア製品なども含めて使用感改善させるために配合される場合が多いかと思います。

実際にはもっと複雑なのですが、どちらにしても製品を形作るために様々な固形油をバランスよく配合されています。

取り合えずはあ簡単に書きましたが、いずれ機会があればもう少し詳しく書きたいと思います。

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2010年10月13日 (水)

化粧品の成分・・・・動物由来の油

前回は鉱物油でしたので、今回は最後に動物由来の油分についてまとめてみます。

とは言ったものの、あまりないんですよね。動物由来のものは。

以前は豚脂牛脂のようなものとそれらから精製されだ成分がかなりあったのですが、現在では大半がヤシなどの植物から精製されるようになっています。

このような状況の中、未だによく配合されている成分は馬油スクワランくらいでしょうか。

確かに植物由来と言えばイメージも良くエコであったり動物保護の観点からも悪いことではないと思います。但し個人的には世の中の人が皆ベジタリアンって言うわけでもなく、人間も動物なのですから、当然動物由来の油分とは相性が良いのではないでしょうか。

魚を動物とするかは賛否両論があるかと思いますが、魚由来のスクワランは炭化水素であり石油由来ミネラルオイルに近い構造をしています。当然どちらも皮膚に対しての影響も穏やかな成分かと思います。これに対して植物由来のオイルそのものは肌への影響が穏やかなものも多いですが、時間とともに酸化することで刺激がでたり炎症を起こす可能性があるものも存在しているのです。

(天ぷらに使った油なんてかなり酸化しているし、とても肌に塗る気はしないですよね。)

何が何でも植物性にしたり、合成は全てダメとかこだわるよりもうまく使い分けていくのが一番良い方法ではないかと思います。

今回は少し脱線してしまいましたが、そのくらい化粧品に配合される動物油が少なくなってきていると言うことですね。

次回は由来にこだわらず固形油について書いて油分をまとめたいと思います。

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2010年9月16日 (木)

本当に久しぶりに記事を書くので、どこまで書いたか忘れてます。

自分のブログなのに浦島太郎状態です。

で・・・前回の記事を読み直したら植物オイルのことが書いてあったので、取り合えず鉱物油のことを書いてみます。

ブランクありすぎてとんちんかんなところはお許しください。

なにせ文字の装飾まで忘れてしまいましたから・・・・・・(汗)

さ~て化粧品に配合される鉱物油ですが、こちらは植物と違って種類が少ないんですね。

以前にも書いたのですが、一般的なものはほぼミネラルオイルかと思います。ま~鉱物油と言っても石油系のオイルです。

その他には水添ポリイソブテンやシリコン系オイルがありますが、シリコンの場合鉱物油と言うよりシリコンはシリコンと思われている方が多いような気がします。

しかしミネラルオイルと違ってシリコンには様々な種類があります。

よく言われるのがジメチコン,シクロメチコン,アモジメチコンじゃないかと思いますがこれは基本的なもので、このシリコン骨格に他の物質を付けて様々なタイプのものが存在します。

詳しいことは機会がありましたら記事にしますが、鉱物油で一般的なものはこんなものでしょうか。

(ワセリンも鉱物なのですが、性状が一般的にオイルと思われないので省きました。)

しかし・・・無鉱物油うんぬんと、あたかも安全なように宣伝してる化粧品が結構ありますが、これってどうなんだろうと思ってしまいます。

確かに植物のほうがイメージが良いし安心かな~と思ってしまいがちですが、じゃ~ウルシは大丈夫なの?トリカブトは?蕎麦アレルギーはどうなの?

疑問に思ってしまいます。

鉱物油植物油より安全とは言いませんが、鉱物油を使わないのが安全だとも思えません。

シリコンにいたっては確かにヘアケア製品では様々な弊害があるのも事実ですが、それ以外のスキンケア,ボディケアなどでは有用なことも多いのではないでしょうか。植物油のように酸化することも無いし刺激も無いので肌の乾燥を防ぐのには便利だと思うのですが・・・・

ただ、一番良いのは自分の皮脂なのかもしれませんが、塗って肌を保護することはできませんからね!

話が横道にそれてしまいましたが、鉱物油はこんな感じですかね。

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2007年12月20日 (木)

ブログのきっかけ

まずは自己紹介みたいなもの書いておいた方がいいかと思います。

化粧品エステ美容室健康食品・・・なんかに関わっている人ってことでお願いします。

最近、あまりにも宣伝広告やここみたいなブログやらHPやらメルマガなんかで情報が沢山出回りすぎ。

それから危ない化粧品とか危ない成分のようなタイトルの本もかなり売れてるみたいだけど、この類の本も売るために誇張してる部分もあるようですね。逆に危ない本とか思ったりします。

あまりにも巷に情報が溢れかえっていて、少し危機感みたいなものが出てきました。そんな訳で、勘違いしたとか騙された・・・みたいな方にアドバイスでも出来ればと思い、このブログを始めました。

質問なども受け付けますが、まずは少し読んでみて下さい。

あ、口コミ情報も歓迎しますのでコメントしてくださいね!

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注意:原則、このブログは紹介の無いトラックバックを受付けておりませんのであしからず。

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手作り用素材に自然化粧品研究所

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